リハビリテーション科
回復期リハビリテーション
回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患や骨折の手術などにより、急性期で治療を受けて1～2ヶ月経過してもなお、心身へのダメージが大きく残り、元の生活にすぐ戻ることが困難で、医学的・心理的サポートが必要な患者さんへの訓練を行っています。当病棟は、日常生活動作の向上による寝たきりの防止と、 家庭復帰・社会復帰を目的としたリハビリを集中的に行う病棟です。
住み慣れた地域に安心して戻って頂く為、患者さん・ご家族・スタッフ（医師・看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなど）が密接に連携を図り、リハビリやケアに努めています。
回復期リハビリテーション病棟の対象患者
1.脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍など
2.大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は2肢以上の多発骨折など
3.外科手術または肺炎などの治療時の安静により生じた廃用症候群など
4.大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後
5.股関節または膝関節の置換術後
6.急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患など
当院概要
- 病床数・・・40床
- 担当リハビリスタッフ・・・【専従】理学療法士3名、作業療法士2名
（専従以外でも理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が随時リハビリにあたっています。） - 休日を含め、３６５日リハビリを提供しています（休日リハビリテーション提供体制加算算定）。
- 当院2階にあるリハビリテーション室の他に、病棟内にもリハビリを行える環境を整えています。回復を促す為の機能訓練はもちろん、残された能力を最大限に伸ばす為の訓練も行います。身の回りの日常生活動作や段差昇降、屋外歩行、床上動作、家事動作の練習、装具の作成などを行っています。
- 退院後も長年住み慣れた住まいで安心して生活できるよう、医師の指示により入院中に自宅を訪問し、手すりの設置や福祉用具の使用について提案をしています。
- 定期的なカンファレンスや各診療科の回診に参加し、多職種間での情報交換や情報共有がスムーズに行えるよう努めています。また、退院し地域へ戻られる際も安心・安全な生活が継続できるよう、関係職種との連携も図っています。
訓練室風景
