【一般外来受付】
月〜金:午前8時30分~午後11時30分
【診察時間】
月〜金:午前8時30分~午後17時00分
土曜日:午前8時30分~午後12時30分
【休診日】土日祝・年末年始 外来診療日程表

医療の質の指標

当院の病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

用語解説

在院日数•初回入院年月日から最終退院年月日までの延べ日数を表します(令和2年4月1日に入院し、令和2年4月2日に退院した患者さんの在院日数は2日となります)
患者数一連の入院を一患者としてカウントします

病院指標項目

年齢階級別退院患者数

年齢
区分
0歳~10歳~20歳~30歳~40歳~50歳~60歳~70歳~80歳~90歳~
患者数2722501022276429871069337

定義
令和2年度に一般病棟を退院した患者であり、年齢階級は、10歳刻みで表示します。年齢は、入院時点のものとし、年齢階級が90歳以上に場合は、1つの階級として設定しています。

解説
当院は主に、循環器内科、消化器病センター(内科・外科)、整形外科、脳神経外科、泌尿器科の5つの科が入院診療を行います。高齢者の多い地域柄、60歳以上の患者さんが8割以上を占めており、特に80歳代から90歳代の患者さんが多いのが特徴です。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

循環器内科(070)

DPC
コード
DPC
名称
患者数平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率平均
年齢
050050xx0200xx狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 処置等1_なし、1,2あり 処置等2_なし1565.934.441.92%73.99
050130xx9900xx心不全 手術なし 処置等1_なし 処置等2_なし7917.7517.237.59%86.19
050050xx9910xx狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置等1_1あり 処置等2_なし643.333.071.56%72.03
050050xx9920xx狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置等1_2あり 処置等2_なし463.463.260.00%72.91
050170xx03000x閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 処置等1_なし、1あり 処置等2_なし 定義副傷病_なし296.485.433.45%74.31

解説
患者の多くは心臓カテーテル検査及び治療を必要とする狭心症や慢性虚血性心疾患です。心不全入院は超高齢者が多く平均在院日数が長くなっています。

消化器病センター(060)

DPC
コード
DPC
名称
患者数平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率平均
年齢
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術902.462.660.00%69.53
060340xx03x00x胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置等2_なし 定義副傷病_なし5411.339.539.26%80.37
060210xx99000xヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置等1_なし 処置等2_なし 定義副傷病_なし4711.879.086.38%71.19
060340xx99x0xx胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 処置等2_なし339.309.7615.15%75.88
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等307.574.863.33%68.83

解説
当院では消化器病センターとして消化器内科と外科が合同で一つの診療科を形成し、全ての消化器疾患を扱っています。
小腸大腸のポリープや結腸・直腸のがんが多く、胆嚢胆道の結石症や胆管炎・膵炎といった胆膵疾患、腸閉塞、腸炎、ヘルニア等の疾患を多く診療しています。また、消化器癌の診断・治療も多く行っています。
内科と外科が合同になることで、消化器疾患全般の検査、内視鏡下治療や外科手術、化学療法などがスムーズに行えることが特徴です。

整形外科(120)

DPC
コード
DPC
名称
患者数平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率平均
年齢
160800xx01xxxx股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等7639.0325.0918.42%85.14
070230xx01xxxx膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等5930.6123.360.00%75.25
160690xx97xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) その他の手術あり5335.4725.8918.87%82.49
160690xx99xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし2630.7318.817.69%80.23
160760xx97xx0x前腕の骨折 手術あり 定義副傷病_なし2611.505.180.00%65.85

解説
当院の医療圏は高齢化率が高く、入院患者は大腿骨近位部骨折や胸腰椎椎体骨折、橈骨遠位端骨折等の外傷の割合が高くなっております。
当院は回復期リハビリテーション病棟があり、また周辺に整形外科関連の後方支援病院が少ないためリハビリを行ってから退院する患者さんが多くなっております。
そのため平均在院日数が長くなる傾向にあります。

脳神経外科(150)

DPC
コード
DPC
名称
患者数平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率平均
年齢
010060×2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 処置等1_なし 処置等2_4あり 定義副傷病_なし 重症度等_発症前Rankin Scale 0、1又は25629.9315.640.00%75.39
160100xx97x00x頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 処置等2_なし 定義副傷病_なし1716.189.6817.65%77.12
010070xx9900xx脳血管障害 手術なし 処置等1_なし 処置等2_なし145.078.510.00%72.71
010030xx9900xx未破裂脳動脈瘤 手術なし 処置等1_なし 処置等2_なし107.507.220.00%62.20
010061xxxxx0xx一過性脳虚血発作  処置等2_なし97.336.360.00%70.67

定義
脳梗塞について、2016年改定により重症度の指標として「Rankin Scale」が取り入れられた。発症前おおむね1週間のADLを病歴等から推定し、そのうえで「0」~「5」までの値を入力することとされている。値については下のとおりであるが、まったく病歴が推定できない場合は、「9」(不明)を選択する(医学通信社 DPC点数早見表より)。

値 Rankin Scale

  1. まったく症候がない
  2. 症状はあっても明らかな障害はない:日常の勤めや行動は行える
  3. 軽度の障害:発症以前の活動がすべて行えるわけではないが、自分の身の回りのことは介助なしに行える
  4. 中等度の障害:何らかの介助を必要とするが、歩行は介助なしに行える
  5. 中等度から重症の障害:歩行や身体的要求には介助が必要である
  6. 重度の障害:寝たきり、失禁状態、常に介護と見守りを必要とする
  7. 死亡

解説
入院患者さんの多くは、脳卒中が占め、特に脳梗塞の割合が高い傾向です。
一時脳卒中センターに指定されて、rt-PA静注療法(注射による血栓溶解療法)にも対応しています。
当院には、急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟があります。
急性期病棟で手術加療や点滴加療を行った後、必要に応じて、回復期リハビリテーション病棟でリハビリを継続し在宅復帰を促しています。

泌尿器科(310)

DPC
コード
DPC
名称
患者数平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率平均
年齢
11012xxx020x0x上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 処置等1_なし 定義副傷病_なし566.715.671.79%61.93
110070xx03x0xx膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 処置等2_なし539.157.130.00%74.45
110080xx991xxx前立腺の悪性腫瘍 手術なし 処置等1_あり472.172.540.00%71.43
11012xxx97xx0x上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病_なし279.567.2614.81%73.93
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし2711.4413.0018.52%76.30

解説
令和2年度の入院患者さんは、前立腺癌疑い等に対する前立腺針生検の検査や治療を多く行っています。
また、膀胱腫瘍や腎臓または尿路の感染症、尿路疾患も多く診療しています。
尿路疾患とは、尿路結石症や神経因性膀胱、膀胱炎等が含まれます。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発再発病期
分類
基準
版数
Stage
Stage
Stage
Stage
不明
胃癌616158917.8
大腸癌710192753317.8
乳癌14220017
肺癌301119317.8
肝癌346701316.7.8

※ 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約

定義
UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)が定めた T :原発腫瘍の拡がり、 N :所属リンパ節転移の有無と拡がり、 M :遠隔転移の有無 の3つの分類(TNM分類)で評価し、各癌の進行度と拡がりの程度をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)まで4病期(Stage分類)に分類するものです。

解説
重要性の高い5大癌全てに対して当院での手術が可能です。
やはり、大腸癌や胃癌の頻度が高くなっています。比較的難度が高いといわれる肝癌や肺癌の診療も行われています。

成人市中肺炎の重症度別患者数

患者数平均
在院
日数
平均
年齢
軽症57.4063.60
中等症4718.1984.81
重症2019.6085.95
超重症518.2084.20
不明00.000.00

定義
市中肺炎の定義として、入院の契機となった傷病名および医療資源を最も投入した傷病名に対するICD10コードがJ13~J18で始まるものに限定して抽出しています。
成人(20歳以上)の市中肺炎の症例のみで重症度、平均在院日数、平均年齢を集計しています。
重症度別にみると、軽症:外来治療、中等症:外来又は入院治療、重症:入院治療、超重症:ICU治療が中心と日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインに定義されています。

解説
当院では、軽傷から重症まで幅広く肺炎の患者さんを診療しています。高齢者の多い地域のため平均年齢も比較的高い結果となっています。

脳梗塞の患者数等

発症日
から
患者数平均
在院
日数
平均年齢転院率
3日以内12036.8379.226.34%
その他2269.7776.952.11%

解説
高齢化の進んだ地域のため、多くの脳梗塞の患者さんがおられます。
当院には、急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟があり、急性期病棟で手術加療や点滴加療を行った後、必要に応じて、回復期リハビリテーション病棟でリハビリを継続し、その後在宅へとつないでいます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

循環器内科(070)

Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
K5493経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの1232.193.022.44%73.96
K616四肢の血管拡張術・血栓除去術331.738.153.03%74.12
K5492経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの250.6018.688.00%78.40
K5463経皮的冠動脈形成術 その他のもの231.743.430.00%74.30
K5491経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの190.1619.8910.53%70.95

解説
狭心症・慢性虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術や徐脈性不整脈等に対するペースメーカー移植術が最も多く、また四肢の血管への拡張・血栓除去も行っています。
治療においては最新のガイドラインやデビデンスに基づいて行っております。手術適応を的確に診断するよう心がけております。

消化器病センター(060)

Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満870.201.150.00%68.30
K688内視鏡的胆道ステント留置術434.429.914.65%80.40
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術391.726.850.00%65.67
K6871内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの282.299.2910.71%79.07
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)231.615.134.35%68.00

解説
消化器内科と外科を併せた結果となっています。
消化器内科部門では、大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ切除術や胃や大腸の早期癌に対する内視鏡治療も積極的に行っています。
外科部門においては、従来の開腹手術はもとより鏡視下手術にも積極的に取り組んでいます。
なお、表には現れていませんが、消化器癌の手術も積極的に行っており、肝性胸腹水や癌性胸腹水に対し、胸水・腹水濾過濃縮再静注法の件数も多く行っています。
これは当院の癌治療への取り組みや患者の全身状態の改善に向けての姿勢を反映した結果となっています。

整形外科(120)

Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
K0821人工関節置換術 肩、股、膝921.9927.200.00%73.85
K0461骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿561.3338.0019.64%84.96
K0462骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨392.1020.210.00%65.51
K0811人工骨頭挿入術 肩、股293.2836.2420.69%82.62
K1422脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定)189.6138.8316.67%69.94

解説
骨折や関節症に対する手術を積極的に行っています。
患者数が最も多い骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)について、大腿骨に対する治療を最も多く、人工関節置換術(肩、股、膝)については、膝に対する手術が多く占めています。
なお、表には現れていませんが、脊椎に対する手術も行っております。

脳神経外科(150)

Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
K164-2慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術152.2714.7313.33%81.73
K1771脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所82.6321.0012.50%63.38
K1692頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの74.7116.5728.57%74.14
K609-2経皮的頸動脈ステント留置術51.6012.000.00%76.40
K1643頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの53.4091.2040.00%76.00

解説
慢性硬膜下血腫に対する治療を多く行っており、脳動脈瘤頚部クリッピング術も行われています。
当科では、外科的手術だけでなく、経皮的頸動脈瘤ステント留置術など脳血管内治療についても行っています。
最近手術数は増加傾向にあり、頭蓋内腫瘍摘出術も行われています。

泌尿器科(310)

Kコード名称患者数平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率平均
年齢
K7811経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの551.024.751.82%62.04
K8036イ膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの541.746.150.00%74.39
K783-2経尿道的尿管ステント留置術331.068.8818.18%76.70
K8411経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの241.588.290.00%74.54
K843-2腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術231.0012.350.00%70.87

解説
経尿道的手術などの一般的手術はもちろんですが、腹腔鏡手術も積極的に取り組んでいます。
また、尿路結石に対する治療としてレーザーを用いた手術以外にも体外衝撃波治療も行っております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院
契機
症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一10.03%
異なる60.17%
180010敗血症同一70.20%
異なる30.09%
180035その他の真菌感染症同一20.06%
異なる00.00%
180040手術・処置等の合併症同一100.29%
異なる20.06%

定義
DPCコード:14桁あるうちの最初の6桁で集計しています。DPCコード6桁は、傷病名を示しています。7~14桁目には患者情報や治療方法が分類されています。
入院契機:DPCで請求するDPC病名とは別に、今回の入院において入院の契機となった傷病名をそれぞれ入力しています。DPC病名と入院契機病名が「同一」の場合は、入院した理由(契機)と治療が同じであったことを表します。一方、「異なる」とは、ある病気で入院したが、もともと持っていた疾患や入院中に発症した違う病気(この場合は、手術・処置等の合併症)による治療が主だったものを表します。
発生率:症例数/全退院患者数 で計算しています。

「手術・処置等の合併症」とは、手術や処置などを行うことによって一定の割合で発生してしまう病態のことであり、当院では、術後感染症や術後出血等が該当します。合併症は、手術や処置等に伴って起こる可能性があるものであり、医療ミスや医療事故とは異なります。

解説
多くの救急患者を扱っており、その中に播種性血管内凝固症候群や敗血症の患者さんも含まれます。手術・処置等は合併症を起こさないように細心の注意を払って施行しています。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明し、同意を得たうえで手術や処置を施行するように努めています。

更新履歴

  • 2021.9.30
    令和2年度病院指標を公開しました。
  • 2021.10.8
    データの修正を行いました。
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