診療放射線科
診療体制
診療放射線技師14名、造影担当看護師1名、放射線助手2名で業務を行っています。休日、夜間に関わらず、当直者を1名配置することで、24時間救急外来や各診療科からの要求に迅速に対応できるよう体制を整えております。また、緊急手術や緊急検査に対応するため、待機を1名配置し、検査が滞ることのないよう努めています。
当科で稼働している画像診断装置一覧
クリックすると詳しい説明が御覧になれます。
一般X線撮影装置(2台)、長尺撮影装置
- PC Console Advance×2(FUJIFILM)
- DS‐CALNEO Smart S77×4(FUJIFILM)
- DS‐CALNEO Smart C12×2(FUJIFILM)
- DS‐CALNEO Smart S47×2(FUJIFILM)
- 長尺フラットパネルCALNEO GL1×1(FUJIFILM)
回診用X線撮影装置(3台)
- シリウス—130HP×2(HITACHI)
- Mobile Console Advance、DS‐CALNEO Smart S47(FUJIFILM)
- CALNEO AQRO(FUJIFILM)
X線TV装(2台)
- medites CREA(HITACHI)
乳房X線撮影装置(1台)
- Senographe Pristina™
X線CT装置(3台)
- Optima CT660(GE Healthcare)
- LightSpeed VCT(GE Healthcare)
- Revolution Maxima(GE Healthcare)
MRI装置(2台)
- 3.0T SIGNA™ Pioneer AIR™ Edition(GE Healthcare)
- 1.5T EX-HDX(GE Healthcare)
血管撮影装置(2台)
- Trinias B8(SHIMADZU)
- Artis zee BA Twin PURE(SIEAMENS)
外科用X線撮影装置(2台)
- OEC Flex View8800(GE Healthcare)
- OEC Flex View9900(GE Healthcare)
骨密度測定装置
- PRODIGY(GE Healthcare)
超音波診断装置
- Aplio XG(キャノン)
- i700(キャノン)
画像解析ワークステーション
動画像ネットワークシステム
一般撮影装置、長尺撮影装置
X線を使って体内の様子を調べる検査です。この検査は胸部や腹部、骨など全身が対象となります。
写真は白黒で、X線が透過しにくい骨などは白く写り、X線が透過しやすい空気などは黒く写ります。胸・腹部の撮影では肺や心臓、腸管など体内の臓器の状態を、また骨の撮影では骨折や関節の変化などを観察することができます。
回診用ポータブルX線装置
一般エックス線検査と同じですが、手術後の患者様等、病態も複雑である移動の出来ない患者様のベッドサイドへ出向き検査をさせて頂きます。
X線TV装置
X線を出しながら、検査部位の動きを見る検査で、必要に応じて撮影します。
消化器科:胃透視、注腸、肝胆膵系検査、内視鏡など
整形外科:脊椎ミエログラフィー、神経根ブロック、骨折整復など
泌尿器科:尿管ステント留置、逆行性腎盂造影、尿道造影、膀胱造影など
乳房X線撮影装置
乳房のX線撮影のことで、触診ではわからない乳がんや自覚症状のない乳がんなどの早期発見に有効な検査です。専用のマンモグラフィ撮影装置を使って撮影をします。検査では乳房を薄く圧迫してから撮影をします。圧迫する時は多少の痛みを伴いますが、薄くすることで乳腺の重なりがなくなり、少ないX線量で撮影することができます。また乳がんの発見率もあがります。
X線CT装置
身体の様々な方向からX線をあてることで、輪切りの画像を撮影する検査です。一般のレントゲンではわからない詳細な情報が得ることができます。特に、近年では技術やコンピューターの進歩によって、より広い範囲を高速に撮影することが可能になっています。検査時間は、通常10~20分です。
MRI装置
磁気と電波を利用して画像を撮像します。X線を使用しないので放射線による被ばくはありません。検査時間は検査部位にもよりますが、おおよそ20分~40分です。
血管撮影装置
血管内にヨードを含有する造影剤を注入し,X線撮影で血管自体の病的変化や病変の性質や広がりの変化,あるいは時間的観察による機能的な変化などから診断する検査です。
現在,カテーテルを用いて造影剤を注入する方法が一般的に行われているが,コンピューター画像による方法が開発され,比較的容易に検査が行われるようになっています。
外科用X線撮影装置
整形外科では骨折部の手術、泌尿器科では尿管結石を砕く手術などに使用します。
骨密度測定装置
骨密度検査は骨密度(骨塩量)を測定する検査です。これにより骨粗鬆症や関節リウマチ、ホルモン分泌異常の診断が可能で、またそれらの経過観察及び治療効果の判定等にも利用されています。
超音波診断装置
人の耳には聞こえないくらい高い周波数の音(超音波)を体の表面から当て、体内の臓器や組織の境目などから反射してくる音を画像として表示する検査です。各臓器の形態や構造の変化などを見ることができます。具体的には、臓器の形態的な異常や腫瘍、血流の状態などが分かります。超音波は体に害を与えない(放射線ではないため被ばくはありません)ので、繰り返し検査を受けても安全で手軽な検査です。